コンクリート構造物は、ダムやトンネル、煙突、橋梁、地下駐車場といった様々な形で私たちの暮らしや産業を支える重要な設備です。
コンクリートは、一般的に丈夫で耐久性の高い材料として知られていますが、中性化や塩害などによる劣化や高度経済成長期に量産された設備がゆえの品質不足、施工不良が顕在化し、健全性を保てない構造物が社会的にも問題となってきています。
コンクリートを健全に長く使用するには、定期的に点検を行い劣化の有無や状態変化を把握することはもちろん、劣化の可能性がある場合は詳細調査を行い、劣化原因を把握した上で適切な補修やその後の維持管理を行うことが重要です。