PCB分析は、ご使用中の機器が汚染されているか否かを判断し、その後の処理方法を決定するための非常に重要な試験ですが、分析会社によって測定精度が異なるのが現状です。
当社「分析・診断センター」では、お客さま設備の汚染状況を精度よく診断。多数の実績はもとより、一般社団法人日本環境測定分析協会が主催する「PCBクロスチェック」において、毎年"満足"の最高評価をいただいている確かな技術により、信頼性・確実性のある分析結果をご提供いたします。
PCB濃度分析とは
PCB分析は、ご使用中の機器が汚染されているか否かを判断し、その後の処理方法を決定するための非常に重要な試験ですが、分析会社によって測定精度が異なるのが現状です。
当社「分析・診断センター」では、お客さま設備の汚染状況を精度よく診断。多数の実績はもとより、一般社団法人日本環境測定分析協会が主催する「PCBクロスチェック」において、毎年"満足"の最高評価をいただいている確かな技術により、信頼性・確実性のある分析結果をご提供いたします。
PCB(ポリ塩化ビフェニル)は、熱に安定で電気絶縁性・耐薬品性が高いことから各種産業で活用されてきましたが、その有害性が議論されるようになり、1972年以降は製造禁止となりました。
2002年にはPCBが使用されていないとされていた重電機器から微量のPCBが検出され、メンテナンス時の混入等によりPCBに汚染されたものの存在が国の調査で判明しました。
機器メーカーではPCBに関する情報を公開していますので、製造年や型式などから確認ができますが、メーカーによる不含証明のない機器は、将来的に必ずPCB含有の確認を行わなければなりません。計画的な設備更新のためにも、早めのPCB分析をおすすめします。
トランス
コンデンサ
OFケーブル
1
環境省「絶縁油中の微量PCBに関する簡易測定マニュアル(第3版)に対応しており、従来法である高分解能質量分析計と比較して、非常に安価な分析方法です。
(当社では、簡易測定法※2.1.2、2.4.1の方法を採用)
※2.1.2 加熱多層シリカゲルカラム/アルミナカラム/キャピラリーガスクロマトグラフ/電子捕獲型検出器法
2.4.1 加熱多層シリカゲルカラム/アルミナカラム/ガスクロマトグラフ/四重極型質量分析計法
2
PCBとの分離が難しいPCN(ポリ塩化ナフタレン)※などが混入していても、確実に区別し、精度よくPCB濃度を測定できます。
また、一般社団法人日本環境測定分析協会が主催する「PCBクロスチェック」において、毎年"満足"の最高評価をいただいております。
※一部絶縁油にPCNが混入している例が報告されています。
【技術情報】絶縁油PCB濃度分析のクロスチェックはご存知ですか? >
3
ご依頼から結果報告まで20日以内のスピード対応をいたします。
また、事故やトラブルなどの緊急時には、即日対応も可能です。
PCB分析前処理装置
2.1.2 電子捕獲型検出器法
2.4.1 四重極型質量分析計法
PCB濃度分析を行った結果、PCB濃度が0.5mg/kgを超える数値が検出された場合は経済産業省および環境省への届出が必要となります。
当社でPCB濃度分析を実施していただいたお客さまには、無料で「PCB含有機器の申請・処理方法がわかるハンドブック」を進呈いたしますので、ご安心ください。
まだ使用中の変圧器(電路に接続されている状態)において、以下の条件を満たす場合、変圧器を使用しながら無害化できる「課電自然循環洗浄処理」という方法があります。
<条件>
・銘板絶縁油量 2,000ℓ以上
・PCB濃度 0.5超~10mg/kg以下
・使用中の変圧器であること(電路に接続されている機器が対象)
詳しくは、PCB無害化処理のページをご覧ください。
電気設備に携わった技術者による化学分析のため、分析結果と現場の事象をリンクさせ、事故原因の究明や劣化診断を行います
ケーブル事故の原因を、化学分析によるアプローチで解析し、同種の再発事故防止に寄与するだけでなく、引替時期のご提案もいたします
油入変圧器やOFケーブルなどの絶縁油に溶解したガス成分を定期的に分析・調査することで、設備の健全性を判断いたします
古い変圧器や、事故等により事故電流が流れた機器に対して、詳細な絶縁油を分析を行い、設備の健全性や劣化状況を診断いたします
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