東京電設サービス株式会社

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技術紹介高圧ケーブル劣化診断技術

高圧ケーブル劣化診断とは

ケーブルの経年化が進むと絶縁体に水トリ―が発生し、耐電圧性能が低下するため絶縁破壊事故に至る可能性があります。事故を未然に防止するためには、ケーブル診断を定期的に行い、ケーブルの異常を早期に発見することが不可欠です。

当社では、電力設備の保全で培った経験とノウハウにより、高圧CVケーブルの状態を高精度に診断し、事故発生リスクを抑制して設備の安定稼働をサポートします。

ケーブル劣化診断の必要性

高圧受変電設備の幹線をはじめ、高圧配電線に広く使用されているCVケーブル。主要電気機器は毎年点検をしているのに、ケーブル診断はしていない、ということはありませんか?
ケーブルの経年化が進むと絶縁体に水トリーが発生し、耐電圧性能が低下するために絶縁破壊事故に至る可能性があります。
万が一、絶縁破壊事故が発生すると電力供給に支障をきたし、復旧までに数日~数週間を要することも・・・。その間、営業停止や生産ラインの停止など、大きな影響を及ぼすことにもなりかねないのです。

1つでも当てはまる場合はお早めにご相談ください

水トリ―劣化とは?

CVケーブルは経年劣化や布設環境等の要因によって、その絶縁体内に水分が含まれ、かつ局部的な電界集中の条件が重なると、絶縁体が樹枝状に破壊される水トリー現象が発生します。この水トリーの発生とともに初期性能の低下が始まり、経年と共に進展、やがて絶縁体を橋絡する規模に進展して絶縁破壊に至ります。

水トリーの進展状況は、ケーブル構造や布設環境、また運転条件により様々ですが、絶縁抵抗測定試験では劣化状況が判断できないため、異常兆候の早期発見には定期的なケーブル劣化診断が不可欠なのです。

ケーブル劣化診断メニュー

交流重畳法〈対象設備:3~6kVケーブル〉

こんなニーズに
おススメです
  • ケーブルの数量が多く、効率的に健全性を確認したい。
  • 設備を停止できないので、活線状態で診断したい。
  • 1年インターバル等、定期的にケーブルの状態を確認したい。

診断概要

運転中線路の接地線に商用周波数の2倍+1Hz(101もしくは121Hz)の電圧50Vを重畳し、水トリー劣化部に流れる1Hzの劣化信号を測定する方法です。
絶縁体中に有害な水トリーが発生していると、変調作用により新たな周波数成分である1Hzの劣化信号が発生することに着目したものです。
診断精度の高い単相測定で行います(ご要望により三相一括測定も可能です)。

メリット

  • 1

    診断に伴う設備停止が不要です。
  • 2

    直流課電しないので、ケーブルへの負荷がありません。
  • 3

    実績豊富な東京電力パワーグリッド株式会社との協働により、測定データを独自のノウハウで検証するので精度の高い診断報告が可能です。

直流漏れ電流法〈対象設備:3~10kVケーブル〉

こんなニーズに
おススメです
  • 休業日等に設備を停止できるので、じっくり診断してほしい。
  • ケーブル更新計画の参考にしたい。
  • 交流重畳法の結果を受けて、さらに精密な診断をしてほしい。

診断概要

ケーブル絶縁体に印加する電圧と検出される漏れ電流の特性から絶縁体の劣化状況を把握する診断方法です。
ステップ昇圧により電流値を監視しつつ測定を行うため、ケーブルの劣化状態に応じた負荷が少ない課電を行います。
現場で行う絶縁診断としては最も実績がある診断方法です。

メリット

  • 1

    受電設備と切り離し、ケーブル単体で診断を行うため精度に優れています。
  • 2

    信頼性の高い診断なので、ケーブル更新計画のエビデンスとしてご活用いただけます。

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