東京電設サービス株式会社

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油中ガス分析とは

長期間の運転等による変圧器の様々な内部異常は、絶縁油に溶解したガス成分(*)を調査することで、変圧器内部の異常有無や進行状況を精度よく診断することができ、異常兆候の早期発見や重大事故の未然防止に効果を発揮します。 なお、当社のガス分析は、毎年多数の実績を誇る確かで安心の実施体制で、低コストでスピーディにお客さまのニーズにお応えいたします。

(*)変圧器の内部で過熱や放電などの異常現象が発生すると、周囲の絶縁紙や絶縁油が熱で分解されて特徴的なガス成分が生成され、絶縁油に溶解して変圧器内部に溜まる。

(*)ガス成分:酸素(O2),窒素(N2),水素(H2),メタン(CH4),エタン(C2H6),エチレン(C2H4),アセチレン(C2H2),一酸化炭素(CO),二酸化炭素(CO2)

当社による油中ガス分析のメリット

  • 1

    低コストで設備の健康状態を把握

    定期的に変圧器の健康状態を把握することで、内部異常を早期発見でき、事故の未然防止に効果を発揮します。
    年間12,000検体の豊富な実績があり、安心の実施体制でサービスをご提供いたします。

  • 2

    トレンド管理で異常の兆候を察知

    当社では、継続的に分析を行うことで、過去データと比較したトレンド管理を実施しており、異常値に満たない分析結果でも、早期に異常の兆候を察知し、事故を未然に防止します。
    また、トレンド管理データを基にした点検インターバルやリニューアルのご提案にも、丁寧にご対応いたします。

  • 3

    緊急時は即日対応!

    事故やトラブルなどの緊急時には、即日対応も可能です。また、通常時の分析でも、試料到着から報告までを20日以内で完了するスピード対応を実施しています。

ご依頼から分析までの流れ

  • STEP.1

    ご依頼

  • STEP.2

    採油日の調整、採油作業

  • STEP.3

    試料の受け入れ、ガス成分の抽出、ガスクロマトグラフ分析

  • STEP.4

    データ解析、報告書作成

  • STEP.5

    結果報告

試料到着から20日以内で結果報告
  • 試料の受入

  • ガスクロマトグラフ分析

  • 報告書イメージ

分析機器のご紹介

  • 油中ガス分析装置(バブリング方式)  

    油中に溶解している成分ガスの定性、定量分析を自動で行なう。
    対象設備:変電機器(Tr等)

    ◆測定対象ガス成分
    ・酸素、窒素、水素、二酸化炭素、一酸化炭素、メタン、アセチレン、エタン、エチレン、プロパン、プロピレンなど
     
     

  • 油中ガス分析装置(バブリング方式)

  • 油中ガス分析装置(ヘッドスペース方式)   

    油中に溶解している成分ガスの定性、定量分析を自動で行なう。
    対象設備:変電機器(Tr等)

    ◆測定対象ガス成分
    ・酸素、窒素、水素、二酸化炭素、一酸化炭素、メタン、アセチレン、エタン、エチレン、プロパン、プロピレンなど
      
     

  • 油中ガス分析装置(ヘッドスペース方式)

  • 油中ガス分析装置(真空ピストン方式)  

    油中に溶解している成分ガスの定性、定量分析を自動で行なう。
    対象設備:OFケーブル,Bg・CT等密閉機器

    ◆測定対象ガス成分
    ・酸素、窒素、水素、二酸化炭素、一酸化炭素、メタン、アセチレン、エタン、エチレン、プロパン、プロピレン、SF6など
      
     

  • 油中ガス分析装置(真空ピストン方式)

油中ガス分析に関連する技術